2007年05月11日
予習~ヴィクトリアマイル(4歳以上・牝馬・G1)東京芝1600m
春の女王決定戦、第2回ヴィクトリアマイル。秋のエリザベス女王杯に続き、春の古馬牝馬の目標となるレースとして昨年新設された。
第2回と言うことで、傾向をつかめないが、昨年のレースを振り返り予習しておきたい。
昨年の回顧
有力馬に末脚自慢の差し馬が揃い、引っ張る馬が少ないメンバー構成。東京コースで直線が長いこともあり、 戦前からスローペースが予想された。
実際にレースはスローペース。1番人気で先行すると思われたラインクラフトの行きっぷりが悪く、更にペースは弛んだ。 前後半4Fが47.5-46.5、上がり3F34.3。直線の末脚勝負のレースとなった。
結果は
1着1.ダンスインザムード(2番人気)
2着18.エアメサイア(3番人気)
3着13.ディアデラノビア(4番人気)
勝ったダンスインザムードは、内枠の利を生かして終始インべったり、北村宏J得意のコース取り。直線半ばまで前に馬を置いて我慢し、 追い出してから一気に抜け出し完勝。外枠を引き、終始外を回ったエアメサイア、ディアデラノビアは直線追い込んだが、届かなかった。
勝ちタイムは1.34.0。同日6R、3歳500万下芝1600mの勝ちタイムが1.34.9。 朝の重馬場から回復してきての時計だったことを考えると、時計は速いとはいえない。やはりペースの影響があったと思われる。
ダンスインザムード、ディアデラノビアの前走は読売マイラーズカップ(G2・阪神芝1600m)。 勝ち馬は前年のマイルチャンピオンシップ(G1)2着でこの後、秋にG1を2勝することになるダイワメジャー。 この実力馬にそれぞれ0.1秒差、0.3秒差まで迫る好走を見せていた。
エアメサイアの前走は阪神牝馬S(G2・阪神芝1400m・2着)。勝ち馬はラインクラフト。1400mではさすがに勝ち馬に分があり、 3馬身はなされたが、それでも3着以下には3馬身以上の差をつけていた。注目は2走前の中山記念(G2・中山芝1800m・3着)。 勝ち馬のG2キング、バランスオブゲームには離されたが、2着に入った前述のダイワメジャーには0.3秒差まで食い下がった。
上位3頭共に、近走で牡馬相手に好走している。やはり牝馬Sサーカス団よりも、牡牝混合の重賞で好走している馬を上に見たい。 昨年はダイワメジャーを物差しにすれば、納得の結果だったと言える。
今年の注目はやはり、幻の無敗馬カワカミプリンセス。最近好調の武幸Jを背にどんな走りを見せるのか楽しみだ。
投稿者 beatniks : 17:39 | コメント (0) | トラックバック (1)
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第2回ヴィクトリアマイルの1着馬は? from しげぽーね@eBet (2007年05月11日 18:48)
昨年は不振を極めていたダンスインザムードが復活の1着。やはり牝馬だけのレースでは力が違ったようです。現在の古馬牝馬の強者が集結しました。 第2回ヴィクト... ...
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