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2007年06月17日

開幕週の馬場

夏競馬開幕。

馬の質としては他の季節よりも落ちる傾向にあるが、新馬戦、降級、滞在競馬、夏負け等々、 予想する側には面白いファクターが増える時期だ。

土曜日の芝のレースは開幕週ということで、どの場も総じて速い時計が記録された。

函館
9R500万下芝1200m(1.09.6)
11R1000万下芝1200m(1.09.1)
洋芝100%の馬場ながら、500万下条件でも1分9秒台の時計が記録される絶好の馬場状態。ただ、 ダート巧者や重い芝を得意としているパワー型の馬の台頭も見られる。北海道の王様・藤田は今年も健在。

福島
12R500万下芝1200m(1.08.4)
10R1000万下芝1200m(1.07.9)
高速馬場で前残りの傾向が強い。速く荒れ馬場になって欲しい。松岡正海と田中勝春の勢いはここでも健在で、 この開催のリーディングはこの2人で争うものと思われる。

阪神
10R1000万下芝1600m(1.32.0)
条件戦でレコードが記録されるほどの超高速馬場で、なんと12着までが1分32秒台。 これまでのレコードが読売マイラーズカップでコンゴウリキシオーが記録した1.32.2。重賞レベルの馬なら中山のレコード1.31. 5に迫る時計が出せるだろう。
日曜日のメイン・マーメイドS(芝2000m)では、新コースになってから記録されていない、2分を切る高速決着になる可能性がある。

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投稿者 beatniks : 10:11 | コメント (2423) | トラックバック (3)

2007年06月03日

内枠克服~安田記念(G1)東京芝1600m

日曜東京メイン、第57回安田記念は2番人気ダイワメジャーが優勝し、G1通算4勝目を上げた。

レースは、予定通りコンゴウリキシオーが逃げる展開。ダイワメジャーは内ラチ沿いの4番手を追走。終始馬群は一団のまま直線に入り、 逃げるコンゴウリキシオーをマイネルスケルツィ、エイブルワンが捕まえに行くが捕らえきれず、逆にいっぱいに。 坂を上がったところで馬群から1頭だけ抜け出したダイワメジャーが差し切りゴール。

勝ちタイムは1.32.3、前半3F34.1、後半3F34.8。

逃げてクビ差2着まで粘ったコンゴウリキシオー。前走は読売マイラーズカップ(G2・阪神芝1600m)。勝ちタイム1.32.2、 前半3F34.9、後半3F34.0。このタイムと今回のタイムとを見比べると、ほぼ力を出し切っている。ただ、 今回は先頭に立ったところで掛かり気味に進出してきたエイブルワンに絡まれて若干前半のペースが上がった。 このロスがなければもっと際どい勝負だった可能性もあり、かなりの力を持っている。

勝ったダイワメジャーは戦歴、レース振りを見ると明らかに外枠の方が良い馬。昨年の安田記念も1番枠で4着、 05年も3番枠で8着に破れている。今年も1枠2番と内枠を引き、 メンバーからも外からかぶせられる展開が懸念された(鞍上も勝利騎手インタビューで心配していたとの発言あり)が、 内ラチべったりの4番手を嫌がる素振りもなく追走、直線外に持ち出し伸びた。これで昨年のマイルCS(G1・ 京都芝1600m)からマイルG1を2連勝、G1通算4勝とし、中距離路線で力上位を印象づけた。

3,4着には牝馬の2頭、ジョリーダンスとアドマイヤキッスがそれぞれ入った。上位2頭には少し離されたが、 2頭共に前走ヴィクトリアマイル(G1・東京芝1600m)から続けての好走。牝馬路線なら目が離せない存在だ。

これでひとまずG1はお休み。春のG1は6月24日の宝塚記念を残すのみとなった。16日からはいよいよ北海道シリーズが開幕し、 新馬戦もスタートする。宝塚記念で大きな花火を上げる為、2週間で力を蓄えたい。蓄えられた試しはないが・・・。

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投稿者 beatniks : 19:32 | コメント (3444) | トラックバック (15)

2007年05月26日

セオリー通りに~東京優駿日本ダービー(3歳・G1)東京芝2400m

◎ヴィクトリー
○フサイチホウオー
▲サンツェッペリン
△タスカータソルテ
△ヒラボクロイヤル
△ゴールデンダリア

本命には皐月賞馬ヴィクトリーを推す。皐月賞では、 ペースが落ち着きかけたところから掛かり気味に先頭に立ちそのまま押し切るレース振り。気性面に不安はあるが、並の馬にはできない芸当だ。 断然の1番人気に推されている馬が前走負かした馬なら、こちらから狙ってみたくなる。

フサイチホウオーは4連勝で挑んだ前走皐月賞で差し届かず3着。最内枠からの競馬で勝負所、外へ出すのにもたついた。その後、 猛然と追い込むもハナ・ハナ差。ただ、中山であの弾け方を見せられると、東京適性??と疑ってかかりたくもなる。東京コースで3勝しているが、 相手は決して強かったとはいえない。中山の方が巧い可能性を捨てきれない対抗評価。(抜けて強い可能性もあり。)

サンツェッペリンは皐月賞2着。毎年皐月賞の2着馬は人気を落とすが、馬券にはよく絡んでくる。テンビー産駒で、 血統的にはクラシックでは買いづらいが、ヴィクトリーにハナ差、何よりG1連対の実績は紛れではなく侮れない。

以下、ステップレースの各勝ち馬を並べる。

京都新聞杯勝ち馬タスカータソルテ
青葉賞勝ち馬ヒラボクロイヤル
プリンシパルS勝ち馬ゴールデンダリア

今年も皐月賞上位馬のレベルが一枚上だと思われるが、どうだろうか?

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投稿者 beatniks : 16:52 | トラックバック (1)

この距離なら~目黒記念(ハンデG2)東京芝2500m

◎ポップロック
○メイショウオウテ
▲チェストウイング
△トウカイトリック
△アドマイヤタイトル

芝2500m(3・1・2・0)と、得意としているポップロックから。昨年の目黒記念勝ち馬(斤量54キロだったが・・・)で、 有馬記念(G1)2着と実績最上位。今年はトップハンデの58.5キロの斤量を背負うが、馬体重500キロと馬格があり問題ないだろう。 ドバイからの遠征帰り緒戦も、ここなら。

メイショウオウテはスローの追い込み馬。前走、産経大阪杯では前半弛んだ流れを後方から差してきてメイショウサムソン、 シャドウゲイトに迫った。日経新春杯(ハンデG2・京都芝2400m)で0.1秒差4着の実績もあり、 距離伸びてペースが落ち着いた方が力を発揮できそう。

チェストウイングはスタミナが武器。昨年のステイヤーズS(G2・中山芝3600m)で3着。その前走、 アルゼンチン共和国杯(ハンデG2・東京芝2500m)ではトウカイトリックに先着しての4着。全く切れる脚がないのが弱点だが、 最内枠から持ち味を活かす競馬をすれば。

以下、
前走、天皇賞3着と実績上位も、小柄な馬で58キロの斤量気になるトウカイトリックと、 芝では全く崩れたことが無く重賞でも堅実に走るアドマイヤタイトルを。

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投稿者 beatniks : 11:42 | トラックバック (3)

2007年05月25日

高速馬場~金鯱賞(G2)中京芝2000m

先週日曜日の最終レース、1000万下芝1800mの勝ち時計は1.46.8。最下位ナイスヴァレーでも1.48. 0の時計で走っている。そのほかのレースでも昨年同日を上回る勝ち時計が記録されている。例年1分58秒代後半で決着するこのレースだが、 今年は更に速い時計も考えられる。

◎ローゼンクロイツ
○マチカネオーラ
▲ニホンピロキース
△シルクネクサス
△インティライミ

ローゼンクロイツは前走、中京記念(ハンデG3・中京芝2000m)で1.56.9のレコードで快勝。 時計が速ければ速いほど力を発揮する。昨年の中京記念、金鯱賞共に2着、長く良い脚が使えるタイプで中京も得意としている。 叩き3戦目で連勝も可能。

シルクネクサスは中京記念でローゼンクロイツの2着。ハイペースの流れの中、早めに動いて4コーナーでは先頭に立ったが、 最後まで粘って2着を確保した。その後の2戦はふるわなかったが、中京替わりで狙う。

ニホンピロキースは2走前のメルボルンT(1600万下・京都芝2000m)を評価。ハイペースを2番手追走から、 ペースが落ち着いてきたところで先頭に立ちそのまま押し切った。前走、新潟大賞典ではシルクネクサスと共に切れる馬にやられたが、 この馬も良い脚が長く続くタイプで中京向き。

以下、
昨年の中京記念でローゼンクロイツを負かし優勝、長期休養明けから復調気配のマチカネオーラと、実績馬で昨年の中日新聞杯(ハンデG3・ 中京芝2000m)でトップハンデながらトーホウアランの2着があるインティライミを。

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投稿者 beatniks : 18:54 | コメント (346) | トラックバック (4)

2007年05月23日

予習~日本ダービー(3歳・G1)東京芝2400m

皇太子殿下もご来場される競馬の祭典、第74回日本ダービー。

皐月賞3着の雪辱に燃えるフサイチホウオーが中心になりそうだが、皐月賞馬ヴィクトリー、牝馬2強の一角ウォッカなど、 人気を分け合いそうなメンバー。

過去5年の傾向

・人気

1番人気が6連勝中。最後に負けたのは00年の1番人気エアシャカール(皐月賞馬・武豊J)。勝ったのはアグネスフライト(3番人気・ 河内J)。

3着までに入った最人気薄は7番人気。3歳の頂点を決めるレースでもあり、爆穴は期待できそうにない。

・前走

皐月賞G1(3・0・3・28)
NHKマイルカップG1(2・0・0・7)

勝ち馬は前走G1組から。前述の通りすべて1番人気。そして、前走皐月賞組の3着に入った3頭はすべて7番人気。

青葉賞G2(0・3・1・12)
京都新聞杯G2(0・2・0・11)
プリンシパルステークスOP(0・0・1・12)

3着以内に入ったのはこの3レースから参戦した馬のみ。青葉賞、京都新聞杯組で馬券に絡んだのは勝ち馬のみ。 同コースの青葉賞組が適性面でやはり優勢。プリンシパルSの1頭は02年3着のマチカネアカツキ(同レースは2着)。 前年のラジオたんぱ杯2歳S(G3)2着馬で、ダービーで3着になるまでは連を外していなかった。

基本的に格の高いレースの好走馬を買うレース。昨年7番人気3着のドリームパスポートも前走は皐月賞2着。 05年7番人気3着のシックスセンスも皐月賞2着。素直な気持ちで勝負。

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投稿者 beatniks : 18:17 | トラックバック (2)

2007年05月20日

ハイペース~優駿牝馬回顧

例年3ハロン目から13秒前後に弛むラップを刻んでいたレースだったが、昨年は前半に11秒台が並ぶ展開になった。そして今年も、 昨年ほど速くはないが弛む所もない淡々とした流れになった。

勝ったのはローブデコルテ。桜花賞、最速上がりで4着から見事に巻き返した。直線抜け出そうとしたところで両側から挟まれる形になり、 一旦下げて建て直すロスがあったが、ちょうど後ろから来た馬と合わせると更に伸びて見せた。

2着はベッラレイア。好スタートから好位へつけるこれまでよりも積極的な競馬。直線残り300mあたりで先に抜け出したが、 前半速い流れを追走したためか、1頭だけになってしまったためか最後止まってハナだけ差された。

レースのラップは前半1000m通過59.1、後半1000m60.7。前半3F35.2、上がり3F35.8。やや前傾ラップで、 力勝負の好レースだったといえる。特に2着ベッラレイアは最後差されたとはいえ、先行勢が伸びを欠く中、1頭だけ抜け出してきた。 1番人気を背負い、後方で脚を溜めるリスクをとりづらかった事情もあるかもしれないが、今回こういうレースが出来たことは収穫だろう。 今後も注目だ。

秋山Jの心中は察するに余りあるが、今回好騎乗でG1初連対。今後チャンスも増えるのでは?

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投稿者 beatniks : 18:41 | コメント (102) | トラックバック (5)